【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう

11月、日に日に寒さが増し、朝晩に吐く息が白くなるころです。寒くなると温かい鍋物や煮物が、特別おいしく感じますが、食欲の秋が続いて、ついつい食べすぎていませんか?

【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう


胃腸の調子が悪く、胃もたれや便秘の症状があるときは、「大根」を食べるのがおすすめです。大根は、『自然の消化剤』といわれるほど、胃腸を整える効果が高いのが大きな特徴です。また、のぼせやほてりを冷ます作用もあるため、風邪をひいて熱があるときにも、ぜひ食べて欲しい野菜です。

大根は、年中手に入りますが、旬は11月から3月の寒い時期。冬の大根は甘みがあり瑞々しいため、今が一番おいしい時期です。大根の栄養や健康効果とともに、腸を整える効果の高い甘酒を使った「大根と鶏肉の甘酒煮」のレシピをご紹介します。

演技力のない役者をあざけった言い方に『大根役者』がありますが、なぜ「大根」というのか知っていますか?その語源のひとつに、大根はどうやって食べてもお腹を壊さない(あたらない)ところから、どんな役をやっても当たらない役者とかけているという説があります。昔から大根は胃腸に優しい野菜として、広く親しまれていた証拠ですね。

大根の栄養と健康効果

全国各地で栽培されている大根の品種は200種を超えますが、近年では、甘みがあり大きさも手ごろな青首大根が主流になっています。生のまま大根おろしやサラダにして、独特の辛みやシャキシャキとした食感を楽しんだり、煮ものやおでんなどじっくり煮込んで、だしが沁みこんだ柔らかい食感を楽しんだりと、調理法によって、さまざまなおいしさを味わえます。

【食物繊維】腸内環境を整え便秘解消


食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があり、1:2のバランスで摂るのが、便秘解消には効果的とされています。皮付きの大根100gあたりには、水溶性0.5g、不溶性0.9gが含まれており、その比率はほぼ1:2となっています。食物繊維は、便秘解消のほか、大腸がん予防やコレステロールの上昇を抑える効果も期待できます。
大根の葉には、根の部分には少ないβ-カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウムが豊富に含まれています。大根の葉は、さっとゆでてから、細かく刻んでじゃこやゴマと一緒に炒め、しょうゆで味付けをすれば、栄養満点のふりかけになります。大根の葉は捨てずにおいしくいただきましょう。

【ビタミンC】美肌効果、風邪予防効果


捨ててしまいがちな大根の皮や葉の部分にビタミンCが多く含まれています。皮つきのまま大根おろしにしたり、酢漬けにしたりすれば、ビタミンCを有効に摂取できます。ビタミンCは、コラーゲンを合成する作用により、皮膚や粘膜の健康を保ち、美肌効果や風邪予防効果をもたらします。さらに強い抗酸化作用によって、有害な活性酸素から体を守り、動脈硬化や心疾患などの病気を予防します。

【アリルからし油】消化の促進


大根特有のピリリとした辛味成分で、アリルイソチオシアネートとも呼ばれます。大根の根の先端に多く含まれ、胃液の分泌を高め、消化を促す作用があります。

【ジアスターゼ】胃腸の働きを助け消化促進。デンプン分解酵素のひとつで、アミラーゼとも呼ばれます。でんぷんの消化を促し、胸やけ、胃もたれなどを予防する効果や消化不良による食欲不振を改善して、食欲を増す効果があります。根の下の部分ほど、ジアスターゼの働きが強いですが、加熱には弱いため、生で食べることで効率よく摂取できます。おなかをスッキリさせたいときは、生のまま大根おろしにして、すぐに食べるのが効果的です。

料理におすすめの甘酒ランキング

「甘酒」は飲むだけでなく、料理にも使えることを知っていますか?砂糖の代わりに甘みをつけたり、うま味を足したりと、調味料として使えば、料理の味がぐんとアップします。市販の甘酒は、種類も豊富でどれを選べばいいのかわからないという方のために、料理におすすめの甘酒を紹介します。米麹から作られた甘酒を選びましょう

「甘酒」には、米麹を発酵させたものと、酒粕に砂糖を加えたものの、2種類があります。料理に向くのは、米麹の甘酒。酒粕の甘酒は、わずかですがアルコールが含まれているため、お子さんやお酒が苦手な方には使いづらいためです。
ただし、米麹の甘酒にも、砂糖で甘みを足したものがありますので、パッケージを確認して、砂糖不使用で添加物がより少ないものを選びましょう。

商品名「プラス糀 糀甘酒(マルコメ)」「糀のあま酒(イチビキ)」

【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう

ストレートタイプ麹甘酒
そのままジュースのように飲める使い切りサイズの甘酒。米粒が残っていないので煮物やデザートを作る時に使いやすいです。

商品名「金太君 純あま酒(伊豆フェルメンテ)」

【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう

濃縮タイプ甘酒
お湯で2倍に割って飲む濃縮タイプの甘酒は、水分が少ないので、和え物やドレッシング、べったら漬けなどを作るのに向いています。

商品名「プラス糀 FD 米糀からつくった甘酒(マルコメ)」

【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう

フリーズドライタイプ甘酒
甘酒をフリーズドライにしたもので、水やお湯で溶かせばすぐに使えます。長期常温保存ができるので、常備しておけば、すぐに使えてとても便利です。

11月のおすすめレシピ『大根と鶏肉の甘酒煮』

鶏肉のうまみがじんわりしみこんだジューシーな大根が主役の煮物です。甘酒のパワーで鶏肉はほろほろと柔らかく、大根はとろけるような食感に。だれにでも食べやすい優しい甘みがほっとする味です。寒い夜に、体の中からほっこり温まる一品はいかがですか?

[大根と鶏肉の甘酒煮]

【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう

作り方
■材料(4人分)
■(1人分197kcal/調理時間約40分)
  1. 大根      小1本(600g)
  2. 大根葉     30g
  3. 鶏モモ肉    1枚(250g)
  4. 味噌      大さじ2
  5. 甘酒缶     1本(125ml) 
  6. 水       2カップ
  7. おろししょうが 1かけ
作り方
  • 1、鶏肉はひと口大に切り、塩をまぶして10分ほど置いたあと、甘酒大さじ1をもみこむ

    【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう


  • 2、大根は皮をむき、大きめの乱切り、大根の葉は細かく刻む
  • 3、鍋に、水カップ2、残りの甘酒、おろししょうが、大根、鶏肉を入れて、中火にかける。煮立ったらアクをとり、落としぶたをして中火~弱火で約20分煮る

    【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう


  • 4、味噌を溶き入れて混ぜ、大根の葉も加えて、さらに10分ほど中火で煮たらできあがり

    【11月】腸にやさしい「大根」は、消化力バツグン!疲れた胃腸を整えて寒い冬に備えよう




調理のポイント

・甘酒はストレートタイプを選びましょう。
・鶏肉に塩をまぶしたあとに水分が出たら軽く拭きとりましょう。甘酒をもみこむと、鶏肉がやわらかくなり、うま味もアップします。
・鶏肉は水からコトコト煮ると、柔らかく煮あがるうえに、煮汁にうま味が溶け出るので、大根に鶏肉のうま味がしっかり沁みこみます。

栄養のポイント


◎腸を整えて疲労回復「甘酒」の健康効果がすごい!
甘酒に含まれる酵素は熱に弱いため、煮物に使うと、働きが弱まりますが、食物繊維やオリゴ糖はそのままとれるため、腸内環境を整える効果は大いに期待できます。さらに、ブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸などの栄養素がバランスよく含まれているので、疲労回復効果が高く、甘酒は「飲む点滴」ともいわれます。

大根は、消化酵素や食物繊維の働きで、胃腸を整える効果が高く、風邪予防や熱さましにも役立ちます。おいしい旬の大根をたっぷり食べて、もうすぐやってくる寒い冬を元気に乗り切りましょう。
ページトップ